ワインの一般的な生成過程のご紹介です

赤ワイン

 赤ワインは、基本的にはナント皮の黒いブドウのみを原料にしてつくります。

 収穫した葡萄は、房から枝や果梗を除くため、除梗機と呼ばれる機械に入れて、実の部分だけにします。その後、果汁も皮も種もすべていっしょに、発酵槽と呼ばれる容器に移しかえます。葡萄の皮には、天然の酵母がついているため、葡萄の果汁を放置しておくと、自然に発酵が始まりますが、良質の酵母以外に雑菌もついているため、現在では、亜硫酸を添加して天然の酵母や雑菌を死滅させてから、あらためて純粋培養した上質の酵母を加えて発酵させています。

 酵母の働きによって、葡萄果汁に含まれている糖が、アルコールと炭酸ガスに変化します。これが、発酵と呼ばれる過程です。発酵が始まると、葡萄の皮の色が抽出されるため、果汁は赤い色を帯びてきます。

 発酵が始まって5日ほどすると、ワインの色がじゅうぶんにつき、皮や種からでるタンニンの量もほどよくなります。そうすると、ワインをプレスして漉(こ)します。早目に漉すと軽いワインができ、逆に発酵が済んだあとも皮や種をワインの中に浸けておくと、色の濃いタンニンのしっかりしたワインとなります。

 漉したワインをしばらく静かに置いておくと、澱(おり)と呼ばれる沈殿物が出てきます。この澱を避けて上澄みだけを別の容器に移し替えます。時には、澱を積極的に取り除くため卵白やゼラチンを使います。この作業を「澱引き(ラッキング)」と呼びますが、このラッキングによって、澄んだワインができ、それをビン詰めします。

高級ワインは、ビン詰めする前に半年から1年近く、
木樽の中でじっくり熟成させてからビン詰めします。

白ワイン

 白ワインは基本的にはナント皮が緑色の葡萄を使います。

 赤ワインをつくるには、果実をそのまま発酵させますが、白ワインでは、葡萄をつぶしたのちにプレス、まず皮と種のない葡萄ジュースをつくります。この透明な葡萄ジュ−スを発酵させるため、色がつかず白いワインができます。また、種や皮の成分がないために、タンニンによる渋味がほとんどありません。

 発酵させてから、ビン詰めまでの作業は赤ワインと同じです。

ロゼワイン

 ロゼワインの正統的なつくり方は二通り。

 一つは、赤ワインと同じように黒葡萄を皮や種ごと発酵させ、果汁がわずかに着色したところで、発酵果汁だけを取り出します。発酵させると、色が薄く少しだけタンニンの効いたロゼワインができあがります。

 もう一つは、白ワインを作るのと同じ方法を用いてロゼワインをつります。その場合でも、赤ワイン同様、黒葡萄を使います。本来、赤ワインを作る時には、皮も種もある葡萄ジュースを発酵させますが、その段階で、種と皮を取り除いた葡萄ジュースをつくります。そうすると、このジュースは発酵はしていないものの、ほんのりとピンク色になっています。その果汁をそのまま発酵させれば、ロゼワインのできあがりです。この方法だと、皮や種の成分がほとんどワインに影響しないため、タンニンのほとんどない軽い飲み口のロゼワインができあがります。


登録商標 ‘St.Valentaine’ 「セント・バレンタイン」は、
フランスボルドー地方の葡萄、カベルネ種・メルロー種を使用しています。

をどうぞご参照ください・・・。

 年代ものや色の濃いワインに、しばしば黒い沈殿物が瓶の底に沈んでいます。
これは「澱」と呼ばれる赤ワインの色素や渋味の成分が結合したものです。
従って本来のワイン成分で、安全性に問題のある有害な物質ではありません。

 

コルクの上面に湿気でカビが発生していることがあります。
 しかし、カビの生える状態がワインの保存には一番いい環境です。
コルクの上面にカビは確認されますが、コルクの側面及び底面には、
ワイン中のアルコールやわずかな亜硫酸によりカビは発生しません。
コルク上のカビは濡れた布巾などで拭き取れば全く心配ありません。

  

ワインにコルク片やコルクダストが混入していることがあります。
  これは天然もののコルクのかけらですので、
グラスに注ぐ際に混入しないようにすれば問題はありません。
健康には無害であると証明されています。
気になる場合は、フィルター等で漉されることをおすすめします。